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M&A用語解説
ファインディング(ふぁいんでぃんぐ/Finding)
ファインディングとは、M&Aにおいて買収を検討する企業(買い手)が、シナジーが見込める相手先候補を能動的に探索・発掘することをいいます。売却の意思をまだ明確にしていない企業に対しても、買い手側から戦略的にアプローチする「仕掛け型」の手法を指すのが特徴です。M&Aの相手先を探索・選定する活動は広く「ソーシング」と呼ばれ、ファインディングはそのうち、潜在的な候補企業を能動的に探索・発掘する活動を指す用語として使われることがあります。
実務では、M&A戦略・ターゲット像の明確化、候補企業のロングリスト作成からショートリストへの絞り込み、段階的なアプローチシナリオの策定を経て、対象企業の経営陣・株主へ打診するという流れで進められます。
※アプローチの手法・タイミングは対象企業との関係性や業界慣行によって異なるため、実行にあたってはM&A仲介会社等の専門家と相談のうえ進めることが望ましいです。
相手探しを仲介会社からの紹介案件(持ち込み案件)だけに頼っていると、候補企業の母集団が限定され、条件に合う相手が見つかりにくくなります。買い手企業が自らファインディングを行うことで、市場に出回っていない潜在的な好条件の相手先にアプローチでき、選択肢を大きく広げられる点がM&A戦略上重要です。
一方で、売却意思のない企業への打診は、相手の心情に配慮したアプローチシナリオの設計が不可欠であり、対象企業への理解が浅いまま接触すると関係構築に失敗するリスクがあります。M&A仲介会社等の専門家の知見を借りながら進めるのが実務上の一般的な進め方です。
