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M&A用語解説

ノンネームシート(のんねーむしーと)

ノンネームシートとは、譲渡を希望する企業の業種・地域・売上規模などを、当該企業が特定されないように要約した企業情報のことをいい、「ティーザー」とも呼ばれます。仲介者・M&Aアドバイザーが、譲受け候補となり得る企業に対して関心の有無を打診する目的で使用します(中小企業庁「中小M&Aガイドライン」(第3版))。

具体的な記載項目に統一されたルールはありませんが、一般に業種・事業内容・所在地域・売上高や利益等のおおよその規模、譲渡を希望する条件などが、企業が特定されない範囲で盛り込まれます。個別企業が特定されないようにする必要があるため「ノンネーム」(名前のない)と呼ばれています。

ノンネームシートは、譲受け候補先の基礎情報をまとめた「ロングリスト」の中から送付先を選定して送付されるのが一般的です。ノンネームシートを見て関心を示した候補先については、譲り渡し側の同意を得たうえで秘密保持契約を締結し、社名を含むより詳細な情報を記載した企業概要書が開示されます。

※ノンネームシートの記載項目や作成方法は仲介者・M&Aアドバイザーにより異なるため、実際の対応については個別にご確認ください。

なぜM&Aで重要か

M&Aの初期段階で譲渡を希望する企業の情報が外部に漏れると、取引先や従業員の動揺、競合への察知など、事業に悪影響を及ぼすおそれがあります。ノンネームシートは、社名を伏せた形で譲受け候補先の関心を確認できるため、こうした情報漏えいのリスクを抑えながらM&Aの相手先を探索する手段として、実務上広く用いられています。

譲受け側にとっても、ノンネームシートの段階で業種・規模・所在地域などから自社の投資基準に合致するかどうかを一次的に判断できるため、秘密保持契約の締結や詳細な企業概要書の確認に進む前の効率的なスクリーニングとして機能します。

この用語のカテゴリー

M&A実務

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監修者情報
監修者 佐藤信(IRI M&Aコンサルティング株式会社 取締役)
監修

佐藤 信(さとう あきお)

M&A・事業承継の専門家|IRI M&Aコンサルティング株式会社

IRI M&Aコンサルティング株式会社 取締役。M&A・事業承継に関する実務経験をもとに、中小企業の譲渡・譲受、事業承継、企業価値評価などの支援に従事。本サイトでは、専門用語を初めて学ぶ方にも理解しやすい表現を心掛け、実務で活用できる情報の監修を担当しています。

投稿者: IRI M&Aコンサルティング編集部 | 2016年10月6日 | 最終更新日: 2026年10月16日
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