第2話 初商談、惨敗

無謀だった…でも、挑まなければ何も変わらなかった。

初めての商談は、25分で終わった。
何一つ、響かなかった。

黒木から「今日はアポを1件でも取ってこい」と言われた佐藤。電話の基本フロー台本を受け取り、これを完璧にやればと気合を入れる。


諦めない。
やってきたことを、全部出すだけだ。

10コール目で撃沈。30コール目には心が折れかける。「自分って、何のためにやってるんだ…」と自問する佐藤。


頭が、真っ白になった。
何を聞かれても、言葉が出てこなかった。

先輩・神谷から「相手のメリットを自分の言葉で伝えるんだ」とアドバイスをもらう。50コール目に切り口を変えて電話をかける佐藤。


話が薄っぺらい、と自分でも分かっていた。
商談と呼べるものじゃなかった・・・。

「じゃあ、今度一緒にしましょうか」初めてのアポイント獲得。黒木は「たまたまだろ」と言いつつも「次は契約まで持っていけ」と告げる。


何がダメだったのか、言葉にできなかった。
それが一番、情けなかった。

商談当日。「正直、まだ迷ってる」という相手に「はい、じっくりお話を伺わせてください」と答える佐藤。小さな一歩が、未来を変える。


この悔しさを、力に変える。
次は、必ず勝ちに行く。

次回 第3話「本気の準備」
毎日更新。


この話の登場人物

佐藤恒一

佐藤 恒一
主人公・27歳・元エンジニア → M&A仲介営業

黒木隆司

黒木 隆司
上司・45歳・部署マネージャー


全員のプロフィール・人物関係は
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By | 2026年5月13日