📋 この記事でわかること
- マッチングの進み方と候補先を絞り込む基準
- 価格以外に考慮すべきポイント(事業継続・雇用維持など)
- 社名を伏せた「ノンネーム」資料による打診の仕組み
- 情報漏洩リスクとのバランスの取り方
仲介者・アドバイザーは、譲り渡し企業と相談し、候補先の要件を確認し、自社が保有する譲り受け企業情報の中から要件に合致する候補者のリストを作成します。
仲介者・アドバイザーは、リストに記載された候補先について、譲り渡し企業と協議を行い、候補先を絞りこみ、優先順位を決める。
ただし、かなり内容が良い事業でない限り、幅広くM&Aの譲り受け企業を募らないと結局は譲り受け企業が見つからないことになるので、マッチング活動をどの程度オープンに行っていくかの決断が必要となります。
目次
候補先を絞り込む際の基準
候補先の絞り込みでは、価格だけでなく次のような点も踏まえて検討されることが一般的です。
- 提示された価格・条件の水準
- 事業継続や雇用維持に対する方針
- 資金調達のめどが立っているか(実行可能性)
- 既存事業とのシナジーが見込めるか

譲り渡し側の留意点
譲り渡し企業がマッチングを希望する候補先、あるいは打診を避けたい先があれば、事前に仲介者・アドバイザーに伝える。また、打診を行う優先順位について、仲介者・アドバイザーとの間で十分な話し合いを行います。
また、これらの活動で候補先が見つからない場合は、情報をオープンにして候補先を探す必要が出てきますので、情報怪異に対してどのようなリスクがあるかどうかについて十分考慮しておく必要があります。
仲介者・アドバイザーの留意点
仲介者・アドバイザーは、譲り渡し企業の希望を取り入れた候補先リストを作成するとともに、打診の順番や打診方法を決めます。
通常はノンネームで打診を行った後、候補先と守秘義務を契約し、詳細資料の開示を行う流れで手続きが進みます。
「ノンネーム」とは、社名や特定できる情報を伏せ、地域・業種・売上規模等の概要のみを示した資料のことです。まずノンネームで関心の有無を確認し、関心を示した候補先とのみ秘密保持契約を締結した上で詳細な情報を開示することで、情報が不必要に広がるリスクを抑えながらマッチングを進めることができます。
まとめ
- マッチングは、仲介者・アドバイザーが譲り渡し企業の希望に合う候補先をリストアップし、絞り込んでいく工程です
- 候補先の選定では、価格だけでなく事業継続・雇用維持の方針や実行可能性なども考慮されます
- 打診は通常、社名を伏せた「ノンネーム」の概要資料から始まり、関心を示した候補先とのみ守秘義務契約を結んだ上で詳細情報を開示します
- マッチング活動をどの程度オープンに行うかは、情報漏洩のリスクとのバランスを踏まえて判断する必要があります
よくある質問
結論:候補先選定における価格以外の判断基準、「ノンネーム」の意味、候補先が見つからない場合の対応など、経営者が特に気になる3つの疑問にお答えします。
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👤 監修者
佐藤 信(さとう あきお)
2018.04.18 更新
