ホワイトナイト(ほわいとないと/White knight)

ホワイトナイトとは、敵対的な買収を仕掛けられた企業を助ける友好的な企業・個人・ファンド等のことをいいます。敵対的な買収を仕掛けられた企業はその防止のため、ホワイトナイトに合併や大量の株式保有を依頼します。買収を仕掛けられている企業から見ると、自らを助けてくれる友好的な企業なのでホワイトナイト(白馬の騎士)に見えるわけであります。

実例:2005年 ニッポン放送・フジテレビジョンとライブドアの経営権争い
2005年、ライブドアがニッポン放送株式を市場外で大量に取得したことをきっかけに、親会社であるフジテレビジョンはニッポン放送株のTOB(公開買付け)や新株予約権の発行で対抗しました。さらにニッポン放送は、ソフトバンク・インベストメント(SBI)に自社株の一部を貸し出し、ライブドアによる間接的な支配を防ぐ手立てとしました。最終的にライブドアはフジテレビと和解し、保有株式を譲渡しています。

実務上の注意点
ホワイトナイトを迎える対抗策として新株予約権の発行等を行う場合、それが「経営陣の保身」を主目的とした著しく不公正な発行と判断されると、既存株主から差止め請求を受けるリスクがあります(いわゆる主要目的ルール)。防衛策の実施にあたっては、株主全体の利益に資するものかどうかを慎重に検討する必要があります。

投稿者: IRI M&Aコンサルティング編集部 | 2016年10月6日 | 最終更新日: 2026年8月17日