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カフェの事業譲渡完全ガイド|売却相場と高く売る方法

佐藤 信

監修:佐藤 信アイアールアイM&Aコンサルティング株式会社 取締役
最終更新日:2026年7月9日

【保存版】カフェの事業譲渡完全ガイド|売却相場・高く売る方法・失敗しないポイント

📋 この記事でわかること

  • カフェの事業譲渡・売却の相場感(黒字・トントン・赤字別)
  • 買い手が評価する4つのポイント(収益性・設備・立地・ブランド)
  • 高く売れるカフェに共通する特徴
  • 失敗しやすいパターンと回避策
  • 相談から成約までの期間の目安とよくある質問
📝 この記事のまとめ 📝
  • カフェは設備・内装・立地・ブランドなど多くの価値を持つため、閉店してからではなく営業中に相談する方が高く売れるケースが圧倒的に多い
  • 黒字・トントン・赤字いずれの状態でも譲渡は可能で、利益だけでなく設備・立地・常連客・SNS影響力なども評価対象になる
  • 相場は営業利益の2〜4倍、小規模店舗では売上の0.2〜0.8倍が目安
  • 固定客の存在・スタッフの定着・SNS影響力・デザイン性の高い内装が高く売れる特徴
  • 相談開始から成約まで3〜6ヶ月程度が一般的、早めの準備が失敗を防ぐ鍵

カフェ経営は、外から見ると華やかな印象があります。しかし実際には、毎朝早くから仕込みを行い、スタッフ管理をし、原価や人件費と戦いながら経営している方がほとんどです。

「人手不足でシフトが埋まらない」「売上が安定しない」「年齢的に続けるのが厳しい」——そんな悩みを抱えながらも、「閉店するしかない」と考えていませんか?

カフェには、単純な閉店ではなく事業譲渡という形で次のオーナーへ引き継ぐ選択肢があります。設備・内装・常連客・立地などが評価され、想像以上の価格で譲渡できるケースも少なくありません。

カフェを「閉店するしかない」と考えていませんか?

結論:カフェは閉店前に相談することで、設備・内装・常連客・立地などの価値が評価され、想像以上の価格で譲渡できるケースが多くあります。限界になる前に早めに動くことが重要です。

悩むオーナー

最近では、以下のような理由から、事業継続に悩む経営者が増えています。

  • 「人手不足でシフトが埋まらない」
  • 「売上が安定しない」
  • 「年齢的に続けるのが厳しい」
  • 「子どもが継がない」

一方で、カフェは単純な閉店ではなく、事業譲渡という形で次のオーナーへ引き継ぐ選択肢があります。実際、設備・内装・常連客・立地などが評価され、想像以上の価格で譲渡できるケースも少なくありません。

💡 ポイント:重要なのは「限界になる前」に相談すること。経営状態が良いうちの方が、より高い評価を受けやすくなります。

なぜカフェは事業譲渡に向いているのか

結論:カフェは新規出店コストが高いため、既存店舗の譲渡は買い手にとって大きなメリットがあります。設備・内装・営業実績がそのまま引き継げることから、M&A市場でも需要が高い業種です。

M&Aアドバイザーに相談

新しくカフェを作ろうとすると、以下のような多額の初期投資が必要になります。

  • 物件取得費
  • 内装工事
  • 厨房設備
  • 保健所対応
  • 採用
  • オープン準備

特に最近は、内装工事費や設備費が上昇しており、小規模店舗でも数百万円〜数千万円の投資が必要になることがあります。一方、既存店舗を譲り受ければ、すでに営業実績があり、設備も整っているため、買い手にとってメリットが大きいのです。

💡 ポイント:「居抜き以上、会社売却未満」という位置づけで、カフェの事業譲渡は活発に行われています。

カフェの事業譲渡はいくらで売れるのか?

結論:カフェの売却価格は「利益だけ」では決まりません。収益性・設備・立地・ブランドの4つを総合的に評価して決まります。黒字・トントン・赤字いずれの状態でも譲渡は可能です。

価格のイメージ

評価軸 価格目安 備考
営業利益ベース 営業利益 × 2〜4倍 利益300万円なら600万〜1,200万円程度
売上倍率 売上 × 0.2〜0.8倍 年商2,000万円なら400万〜1,600万円程度
内装・設備価値 設備の時価評価 エスプレッソマシン等、数十万〜数百万円
立地価値 エリア・条件による 駅近・路面店・人気エリアは高評価

■ 営業利益ベース

営業利益は最も基本的な評価指標です。一般的には営業利益 × 2〜4倍程度が目安となります。たとえば、営業利益300万円なら600万〜1,200万円程度のレンジになります。ただし、オーナー個人の経費が多い場合は、利益調整によって評価が上がることもあります。

■ 売上倍率

小規模店舗では利益が安定しないことも多く、その場合は売上倍率を使います。目安としては売上 × 0.2〜0.8倍程度です。例えば年商2,000万円なら400万〜1,600万円程度が一つのイメージになります。ただし、利益率や地域差によって大きく変わります。

■ 内装・設備価値

カフェは設備価値が非常に重要です。エスプレッソマシンだけでも数十万〜数百万円するケースがあります。製氷機・冷蔵庫・ショーケース・空調・カウンター・椅子や家具なども評価対象になります。特におしゃれな内装はそのまま使えるため高評価になります。

■ 立地価値

立地は価格を大きく左右します。駅徒歩5分以内、路面店、人気エリア、住宅街の中心などは評価されやすいです。逆に立地が弱い場合でも、設備やブランド力で補えるケースがあります。

実務的な価格イメージ

結論:カフェの売却価格は利益状況によって評価軸が変わりますが、黒字・トントン・赤字いずれのケースでも譲渡の可能性があります。経営状態にかかわらず、まずは専門家に相談することが重要です。

事業譲渡の成立

経営状況 評価のポイント 価格感
黒字カフェ 設備・ブランド・常連客も評価対象 数百万〜数千万円のケースも
トントンのカフェ 設備・立地で評価。人気エリアは「営業中」だけで価値になる 立地・設備次第で相応の評価
赤字カフェ 立地・設備・内装を重視。譲渡事例は珍しくない 条件次第で譲渡可能

黒字カフェ

黒字店舗は最も売りやすいです。利益に加え、設備・ブランド・常連客も評価されます。数百万円から数千万円になるケースもあります。

トントンのカフェ

利益が少なくても、設備や立地で評価されます。特に人気エリアでは「営業している」というだけで価値になるケースがあります。

赤字カフェ

赤字でも諦める必要はありません。買い手は「立地」「設備」「内装」を見ています。実際には赤字店舗でも譲渡されるケースは珍しくありません。

高く売れるカフェの特徴

結論:高く売れるカフェには共通点があります。固定客の存在、残るスタッフ、SNSの影響力、デザイン性の高い内装の4つが特に重要な評価ポイントです。

新しいオーナーのもとで再スタート

評価ポイント 内容
固定客の存在 毎月安定して来店する顧客がいると収益予測がしやすく高評価
スタッフが残る 引き継ぎ後も安心して運営できるため買い手の評価が上がる
SNS・口コミ影響力 Instagram・Google口コミ・フォロワー数も評価対象になる
デザイン性の高い内装 そのまま使える内装・設備は大きな武器になる

カフェ事業譲渡で失敗しやすいポイント

結論:カフェの事業譲渡でよくある失敗は「高く売ろうと待ちすぎる」「大家承諾の確認が遅れる」「スタッフ説明のタイミングを誤る」の3つです。早めの準備と専門家への相談が失敗を防ぐ鍵です。

失敗パターン 内容 対策
高く売ろうと待ちすぎる 経営状態が悪化すると価格も下がる 営業中・経営が安定しているうちに動く
大家承諾の確認漏れ 賃貸借契約の承継に大家承諾が必要なケースが多い(民法612条) 早期に賃貸借契約の内容を確認する
スタッフ説明のタイミング 早すぎても遅すぎても問題になる 専門家と相談しながら適切なタイミングで説明する

よくある質問

Q
赤字のカフェでも事業譲渡できますか?
A
はい、可能です。買い手は利益だけでなく、立地・設備・内装・ブランドを総合的に評価します。赤字店舗でも譲渡が成立するケースは珍しくありません。まずは専門家に相談し、自店舗の価値を把握することをおすすめします。
Q
事業譲渡にはどれくらいの期間がかかりますか?
A
案件によって異なりますが、相談開始から成約まで3〜6か月程度が一般的です。大家承諾や買い手候補の選定に時間がかかるケースもあるため、早めに準備を始めることが重要です。
Q
スタッフや従業員はどうなりますか?
A
多くのケースでは、スタッフの雇用継続を前提として交渉が進みます。スタッフが引き継がれることは買い手にとっても大きなメリットになるため、雇用条件を整理しておくことが譲渡成功のポイントになります。
Q
相談したことが周囲に知られることはありませんか?
A
秘密保持契約(NDA)を締結したうえで進めるため、取引先や従業員、顧客に無断で情報が漏れることはありません。安心してご相談ください。

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佐藤 信

👤 監修者

佐藤 信(さとう あきお)

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2026.07.09 更新