利益相反(りえきそうはん)

利益相反とは、会社の取締役と会社との利害が相反する取引のことです。会社の不利益を回避するために、取締役が利益相反取引を行う場合は、取締役会や株主総会等において当該取引を行うことについて承認を受ける必要があります。

例えばM&A取引においてMBOを行う場合、経営陣は株主に対してより高額で売却する機会を提供する売り手の立場と、より安価で買収したいという買い手の立場に同時に立つこととなり、利益相反取引となります。

投稿者: | 2019年8月29日