DEレシオ(でぃーいーれしお/Debt Equity Ratio)

DEレシオとは、「負債資本倍率」とも呼ばれ、企業財務の健全性ないし安全性を見る指標の一つで、企業の資金源泉のうち「負債(Debt)」が「株主資本(Equity)」の何倍に当たるかを示す数値(倍率)をいいます。

これは、返済義務のある有利子負債等が、どれだけ返済義務のない株主資本でカバーされているかを示し、通常1倍を下回ると財務が安定しているとされます。また、本数値を低下させるには、負債の削減か、または利益拡大による内部留保の積み増しが必要となります。
DEレシオは、「負債(Debt)は株主資本(Equity)でまかなうことが望ましい」という考え方に基づき、主に長期の支払い能力を表す時に使われ、特に社債の格付けにおいて重視されます。また、有利子負債の多い企業にとって、この指標の改善は財務上の課題となります。
<算出式>
有利子負債÷株主資本

投稿者: | 2016年9月16日