株主間協定(かぶぬしかんきょうてい)

株主間協定とは、複数の株主間である一定事項に関して取り決めることをいいます。M&Aが実行された後、譲渡の対象となった企業の経営権を買い手側が保有することとなりますが、M&Aの結果として限定された複数の株主が会社の運営に携わるとケースがありえます。これら何も取り決めがない状態であれば、意思決定の方法が明確でなかったりして、複数の株主同士の意見が衝突して、その後の会社運営には大きな影響が出ることが予測されるでしょう。そうした際に株主同士で締結されることとなるのが株主間協定です。
M&Aによって会社の経営権が移動した際などには、主に会社の運営方針や人事に関する事項といったような協定が結ばれる傾向にあります。
また後々合弁が解消されたような事態に備え、合弁会社の株主同士が交渉する際にどちらに優先権を認めるかといった事項も取り決められます。

投稿者: | 2016年10月6日